『進活』 進路を楽しく選択する活動 のオモイ
正直に言います。中学3年のときの進路選択を失敗しました。父親からの強制的な提案『国立が安心』を自分が納得していないまま受け入れ、努力して高専に進学した結果まわりの学力についていけず無気力となり留年、退学。ニートを経てフリーターになりました
母親が心配してくれ、なにをしたら私が元気になるのかもわからないまま、私が好きなラーメン屋によく連れていってもらいました。『ここ、おいしいよね』悲しくてつらくて申し訳ないみそラーメンの味、そのときの母親のなんともいえない顔、忘れられません
●留年したときのワタシ
母親があちこちの高校に私を連れて挨拶に行き、2年生として編入できないか相談しました。『学力を考えると編入することは可能かもしれないけどそれは必ずしもお子さんのためにはならないかもしれません』私たち親子に真剣に向き合ってくださった先生もいました
●退学したあとのワタシ
集落で高校中退した若者は私だけで、『金澤さんとこの長男は昼間から何もせずブラブラしている』と父親が集会で苦言を言われる
→その日、家の仏間で父親と2人、『こう言われてる気持ちがお前に分かるか』と言った父親は私が初めてみる涙を流していました。悔しさが伝わり不甲斐なく、その後コンビニで夜勤を始めました
●ワタシのオモイ
私の家族は、進路について親子で話し合う時間が少ない家庭だったのかもしれません
話そうとしても、まじめに向き合って話すのがなんか気恥ずかしくて、自分の意見を言うことに慣れてなくて、そもそも中学3年の冬まで『進路を決める』なんて全く考えてなくて
→普通高校でいいの?実業高校ってなに?専門学校にいったら将来きまっちゃう?
そもそも私、なにがしたいの???
●『進活』 楽しく進路を選択する活動〜 のオモイ
→私の場合、進路を決めることがこわかった。わからない選択に疲れて、自分の意思で進路を選ぶことから逃げてしまった
そのとき、自然と気軽に進路について話し合える大人や知り合い、友人がいなかった
なによりもいま、成長するこどもと過ごしながら、この子たちに、『自分で進路を選択するチカラ』をつけてほしいと心から願う
自分の将来を考え、どう生きるかを選び、それに向かって努力することは楽しいことだと思う
小さいことからしかできないけど、『進活あおもり』というサークルでやりたいことは、親子で楽しく進路について話し合う機会をサポートしたい
どんなことでもいい、社会とつながる活動をこどものうちから体験することで、『生き方・働き方』について、ちょっとでもいい、かんがえるきっかけになれば
そんな思いです。7/1(土)のSHIROFES.スタッフ親子体験会など、なにかきっかけになることを続けていければ、そう思っています
進路選択で悩んだ経験をもつ方々と話し合ってきていま思うことは、
『こどもが進路についての基礎的な知識を自分でもつことは非常に難しいようだ』ということ
そして、
『親が、こどもの進路選択に対して望ましくない関わり方をしたとき、こどもには人生のピンチとなるツケがきて、大きな心のトラウマを抱えて長くとらわれてしまう』
ということです
願いは、
『すべてのこどもが、当たり前に自分の意思で進路を楽しく選択する未来』
その未来が必ずくると信じて
『パワフルAOMORI!創造塾』で学んだこと、仲間と話し合って得たこと
サンノヘエールさんの『SLCプログラム』で五十嵐さんたちとオモイの壁打ちをして少しずつ分かってきたこと
そんなことを考えながら、、、
私はいま、過去の自分を癒す旅をしているのかもしれません(笑)
小さいことから始めていきたいなぁ、なんて
思ったりする 2023.6.27☆